大人が気軽に場所を使えるように

2018年2月22日 9:00 pm Published by

 

 勉強場所に毎月いくら払えるか?

 

「自習カフェ名駅」を開業する前、計画段階の

途中で頭を悩ます選択が本当にたくさんありました。

 

その中でも判断に悩んだのが料金設定でした。

大人の会員制自習スペースとして考えたとき

月額はいくらなら良いか?

 

当然ですが、料金設定はとてもシビアな問題です。

それによって集客や売上が決まってきます。

それも長期的に影響を与えます。

だからこそ簡単には決められません。

 

運営する側の立場で言えば、家賃や席数、

その他もろもろの経費を予想したうえで

計算しますので、それなりの月額費になります。

 

ただ頭の片隅に自分自身が経験したこと、

その時思ったことがずっと残っていました。

 

 

それは自分がお客さんとして他の自習スペースを

利用していたときに、どこも基本的に月額の

固定席(同じ人が同じ場所を使い続ける)システム

なので月額が高く、毎月のことを考えたら

長期的に利用するのは厳しいと思いました。

 

その時の自分が、数カ月の短期利用や会計士など

収入的に将来見込める難易度の高い資格の勉強を

したくて利用するのであれば話は別でしたが。

 

自分はどちらかというと仕事関係で集中して

考え事をしたいときに、気軽に場所を利用したと

思っていました。

 

仕事や資格試験、スキルアップの勉強でも

定期的に自分の本当に大切なことに

目を向けられる、そんな場所を求めていました。

 

だからこそ毎月の月会費があまりに高いと

いくら目的があっても毎月の出費に対するハードルが

高いため、それであれば近くのカフェや喫茶店で

多少問題があっても、そこで済まそうという気に

なってしまうと思いました。

 

あくまで事業であって、ボランティアではないので

しっかりと売上と利益を出し続ける必要があるのは

当然理解していましたが、当時は散々考えたあげくに

「もっと大人が気軽に使える場所」を優先したいと

いう当初の思いに回帰することに決めました。

 

気軽という意味は社会人であれば誰でも使えて、

通いやすい場所にあり、通いやすい時間帯に

営業していること、さらに毎月通っても会費の

出費が気にならない程度のこと。

 

 

スマホの時代なのでこれはピンキリですが、

当時月額を決めるさいに大事なモノサシに

したのが携帯料金代でした。

 

高い人は1万以上、当たり前にいくと思いますが、

自分としては6~8千円が平均ぐらいかなと考えていました。

 

それぐらいの金額にすれば、毎月の出費にストレスを

感じることなく、大切な仕事や資格勉強に

集中して取り組むことができるのではないかと思いました。