集中できる空間づくり、半オープンスペース

2018年2月10日 9:00 pm Published by

 他者から自然に良い影響を受ける

 

当店の自習スペースは半オープンスペース

になっています。

 

 

資格試験勉強や仕事をされていても

目線の高さは壁があるので、他の人が

気になったり、手元が見えてしまうことも

ありません。

 

当初の計画では各席ごとを、

床から身長の高さぐらいまでの壁で

四方を囲む予定でした。

 

その方が利用される方は周りの目を

気にせずに、資格勉強や仕事に集中できる

のではと考えていました。

 

しかし、ある時その考え方を変える

きっかけがありました。

 

それはまだ「自習カフェ名駅」をオープン

させる前に、自分が利用者として別の施設を

借りたときでした。

 

その施設は四方をしっかりと囲まれた

個室スペースを提供していました。

漫画喫茶で良く見かけるような個室です。

 

当然、周りの目が気にならないため

集中して作業をしたいときには最適だなと

思っていました。

 

しかし、自分の場合はその個室空間で

集中できたのは最初だけで、徐々に

だらけてしまいました。

 

自分に対して厳しく律することが

できる方であれば問題ないかと思いますが、

自分のような、良くも悪くも周りの環境に

影響を受けやすい性格の持ち主は

周りの目がなくなるとだんだん自分に

甘くなってしまいます。

 

スマホをいじったり、仮眠をしたりと

本来の目的を忘れて、だらだらと

時間を過ごしていました。

 

 

ある意味周りの人の頑張りが見えるから

自分もその姿に感化され頑張れる面が

あるかと思います。またそんな自分の姿を

見てまた別の方が感化される。

 

そこにいる人たちがお互いから

刺激を受けあうことで良いサイクル、

雰囲気が生まれる。

 

それはけして言葉で人に影響を与えている

のではなく、そこにいるだけで無意識に

他者から自然と良い影響を受けること。

 

「長期的な資格試験勉強をされる方に

とって必要なことはいかにモチベーションの

波を減らして、継続的に勉強できるかではないか?」

「そのモチベーション維持は自分1人では難しいのでは?」

そう思い至り、当初の各テーブルを

壁で囲む計画から、席を立てば全体が見える

半オープンスペースに変えることにしました。

 

今現在、その判断が正しかったかどうかは

まだはっきり言えませんが、ある利用者の方が言われていた

 

「周りに頑張っている人がいると自分も頑張れる」

という言葉を聞くことがあると、けして間違いでは

なかったと思えたりします。

 

 

 

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